秦野市の交通結節点である秦野駅の駅前広場に接する大秦ショッピングセンターは、昭和四十一年の竣工以来老朽化が目立つようになりましたので、民間の複合ビルでありながら、防災・景観・にぎわい等の公共的な観点が強いことから、建替えには、行政の支援が必要であると感じていました。
昨年九月には、権利者間において、「建物の区分所有等に関する法律」に基づく「建替え決議」が採決され、長年の懸案であった建替えの方向性が定まりました。
今後は、平成二十七年度には建替組合を設立するほか、実施設計や解体工事を行い、平成二十八年度から平成二十九年度にかけて建築工事が予定されています。
昨年、「消滅可能性都市」というショッキングな言葉が全国を騒がし、秦野市としても、人口減少・少子高齢化社会を見据え、駅周辺を拠点とするコンパクトなまちづくりを進める必要があると考えていますが、大秦ショッピングセンターの建替え後には、商業、住宅に加えて、公共公益的機能を配置することで、都市機能の集約を図ることができます。
また、関連公共事業として行う秦野駅北口広場の再整備により、自然環境とのふれあいと良好な交通環境の創出を骨子としている「水無川風の道構想」を推進し、快適な都市空間を確保することができるため、市民の皆様の利便性が向上するこれらの事業の実効に向けた議員活動をしていきたいと考えています。
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