2015年5月2日土曜日

新東名高速道路 秦野サービスエリアスマートインターチェンジ



秦野市には、新東名高速道路と国道二四六号バイパスの計画があり、新東名高速道路は、秦野市区間約十一キロを含め、東京オリンピックと同時期の平成三十二年度の全線開通を目指しています。この機会を逸することなく、市民や企業の交通利便性を図るため、都市計画、土地利用等の観点から長期的視野に立ち計画的なまちづくりを進めることが重要であり、新東名の開通と同時に、秦野サービスエリアへのスマートインターチェンジの整備を実現する必要があると考えます。
㊀スマートインターチェンジを整備するために地域経済の活性化や観光振興等の効果を的確に取り込み、本市の将来にわたる持続的発展と魅力ある都市づくりを目指す、土地利用構想を策定しています。
スマートインターチェンジ
が整備されれば、秦野市域がほぼ高速道路へのアクセスが5キロ圏域となります。高速道路へのアクセスが向上するとともに、産業活動の活性化、観光振興、防災力の向上など、様々な効果が期待されます。

カルチャーパーク再編整備

平成二十六年第三回定例会で以前より取り組んできたカルチャーパーク再編整備事業について質問をしました。
 平成二十二年六月に秦野市は市民の生涯学習や健康づくりを促進するとともに、日常生活の中で憩い、リフレッシュする場として、カルチャーパークが利用者の動線に配慮した総合的な公園となるよう、駐車場の再配置を含めた機能を再編整備する「カルチャーパーク再編整備構想」を策定しました。
 平成二十七年度末でこの再整備は完了予定ですが今後もスポーツ施設の更新、新設に取り組んでいきます。
 
カルチャーパーク再編整備事業及び中央運動公園(野球場、陸上競技場)の整備状況についてご報告いたします。
一、全体事業の進捗状況
 カルチャーパーク再編整備事業は、「秦野市総合計画はだの2020プラン」の前期基本計画のリーデングプロジェクトに位置付け、平成二十三年度に策定した「カルチャーパーク再編整備構想」に基づき、平成二十三年度から事業に着手し、平成二十七年度の完成を目指し現在整備を進めています。
二、 現在までの整備状況
(一)中央運動公園等
ア 平成二十四年度
・カルチャーパーク第1駐車場の整備(文化会館裏)
・文化会館の西側体育館への入口部分の市道の拡幅工事及び園路灯の整備
イ 平成二十五年度
・第2駐車場(文化会館側)と第3駐車場(体育館側)の整備
・第1駐車場に多目的トイレの設置
(2)中央こども公園
ア 平成二十三年度
・園路広場整備として、中央の遊具広場に弾力性ある、ゴムチップ舗装整備(約千八百㎡)
イ 平成二十四年度
・ピクニック広場を整備(芝生、約三千㎡)
  平成二十五年度
・公園内の中央部の幼児用トイレ及び親子用トイレの新設及び既存トイレの改修※中央こども公園は平成二十五年度で再編整備は完了
3 平成二十六年度中央運動公園等の主な工事内容
(一)陸上競技場周辺の園路改修(約千九百m)
・現在の園路幅員約三mから約四mに拡幅し、ジョギングコースとウオーキングコースに分離させ、舗装については、弾力性のあるアスファルト材で整備
(二)    陸上競技場周辺広場の整備 (約六千二百㎡)
・陸上競技場周辺の樹木等の整理により、多目的に利用できる芝生広場として整備
(三)    総合体育館周辺の園路及び広場の改修整備(約千四百㎡)
(四)照明灯改修 七十六基
(五)トイレ建替 一か所園路側からも陸上競技場内からも使用できる屋外トイレの設置
(六)駐車場整備
・第4駐車場を改修しそれに合わせて、ジョギング、ウオーキング用の園路の整備
4 平成二十七年度中央運動公園の主な工事予定内容
(一)広場、園路の改修整備
  ・公園中央部にある「健康の泉」周辺の広場、園路の整備
・プール及び野球場周辺の園路改修並びに防球ネット移設工事
(二)トイレ建替 二か所 
(三)公園管理事務所の新築などを予定

秦野球場に電光掲示板
野球場電光掲示板の老朽化、表示の国際慣習に合わせた電光掲示板の改修
・磁気反転式電光掲示板の新設
・既設掲示板撤去・ラバーフェンス撤去・新設

陸上競技場 全天候型ウレタン舗装に改修
陸上競技場の年間を通じての活用、障害者スポーツの推進等のためトラックを全天候型へ改修
・ウレタン舗装工約五千四百㎡(8コース)
・写真判定機 一式

小菅もとしの想い
 スポーツの力で秦野を元気にしたい。
 子供からお年寄りまで元気にスポーツに励む姿は気持ち良く人々に元気や勇気を与える。
 カルチャーパーク再編整備事業は二十七年度末終了しますが、これからもテニス場の改修、クラブハウス設置や野球場の増設、サッカー場の新設、パーク・ターゲットバードゴルフ場新設などスポーツ環境改善のために働きます。

秦野クリーンセンター地元還元施設



秦野市は、「はだのクリーンセンター」の緩衝緑地帯に焼却の熱エネルギーを活用した温浴施設を整備します。
 温浴施設は、入浴効果により市民の健康増進に寄与する施設、里地里山の自然環境と調和した施設、弘法山の豊かな自然とふれあえる観光拠点施設などを基本理念としています。
 具体的な施設概要ですが、敷地規模は約4千㎡、建物の延床面積は約1千㎡で、用途としては大浴場、露天風呂、個室浴場、休憩室、及び売店など計画しております。浴室を一階と二階に設けることで眺望をパノラマ化します。
「はだのクリーンセンター」と壁で隔てるこより、富士山への眺望をより良くし、入□に帯状の足湯を取り込み、車とハイキング客の二方向からの動線に配慮し、大広間からの富士山への眺望を確保します。
 平成二十七年度は実施設計に取り組み、平成二十八年度内の完成を目指しております。

秦野斎場のリニューアル  



現在、秦野市と伊勢原市で構成する一部事務組合、秦野市伊勢原市環境衛生組合で、秦野斎場をリニューアルする計画が進められています。
 二市組合が運営する秦野斎場は、昭和五十一年に建設され、これまでに数度の改修を経て、現在は火葬炉五炉、待合室五室体制で両市の火葬業務を担っています。しかし、建設から今年で三十九年目を迎え、設備の老朽化や建物の一部に劣化が見られ、また、今後の高齢化の進展に伴う火葬件数の増加に、今の五炉では対応が困難になることが想定されています。
 二市組合は、こうした状況に対応するため、平成二十五年九月、秦野斎場施設整備基本計画を策定し、現秦野斎場敷地内での増築改修を進めることとしました。
 計画では、将来、火葬炉は八炉必要としながらも、当面は七炉(プラス一炉予備スペース)とし、排ガスはバグフィルター等の集じん装置で処理しますので、現斎場のような高い煙突はありません。工事は段階的に実施し、はじめに現在の駐車場内に火葬炉七炉(一階)、待合室(四室)(二階)の火葬炉棟を増築します。次に現火葬炉棟を解体し、さらに現待合室のうち四室を改修します。待合室は合計八室となります。
 現在、二市組合では、平成二十八年度中の着工を目指して基本設計を進めています。今後、順調に進めば、平成二十九年度に増築火葬炉棟は完成し、既存待合室を改修後に、全面供用開始できるのは平成三十一年度を見込んでいます。
 火葬施設は、故人との最後の別れの場であり、悲しみに暮れる遺族の心に寄り添い、温かく包む施設であってほしいと考えます。そのためにも、市民の視線に立った施設の検討を強く望みます。また、昨今、大都市では増える火葬需要に対応できず、長期間の火葬待ちも生じているとマスメディアは報じています。「高齢化社会」の次に訪れるのは「多死社会」とも言われています。今後、本市でも増加が見込まれる火葬需要に、しっかりと対応できる体制を整えることも行政の重要な役割でありますので、着実に事業の進捗が図れるよう、一層の努力を注いでほしいと思います。

水道の安定供給について




長い歴史の水道事業
 明治二十三年に秦野市水道の前身である曽屋区水道が給水を開始して、今年で百二十五年を迎えました。全国三番目の近代水道は、関東大震災の復旧、昭和四十年代以降の人口急増や工場進出に伴う水不足への対応、さらには集落ごとにあった小規模水道の統合など、多くの困難を克服しながら、現在に至っています。
 蛇口をひねればいつでも安全でおいしい水が出るので、今や「有り難い」から「当たり前」になってしまいましたが、先人の努力に感謝するとともに、今後も大切に維持していかなければなりません。
 そこで、平成二十六年第三回定例会の一般質問及び二十七年第一回定例会の代表質問では、六年ぶりに水道事業について取り上げました。この間、東日本大震災もあり、水道管の耐震化は進んでいるのか、そして経営は大丈夫なのか。
耐震化を着実に推進
 市内には約七百キロメートルの水道本管が張り巡らされていますが、耐用年数の四十年を超えた老朽管も多く、また耐震化率も約二十パーセントと低いため、水道管路の計画的な更新が不可欠です。
老朽化している八幡山中継所
 水道局では、導水管・送水管の基幹管路や、病院などへの重要な配水管、小田急線を横断している管路などを優先して順次更新しています。また、市の南側を通り多くの世帯に水を送っている県水送水ルートについても準備が整い、下大槻の二タ子送水ポンプ場から別ルートで七キロメートルの本格的な工事に着手します。
 多額の費用と長い時間がかかりますが、耐震化のスピードを少しでも上げ、市民生活に欠かすことのできないライフラインとして、災害に強い水道を築いてほしいと思います。
厳しい経営状況
 一方、企業活動の停滞や節水機器の普及などにより、水使用量の減少が続いており、平成二十三年に十六年ぶりの料金改定で平均で二十一パーセントアップをしたにもかかわらず、料金収入は低迷し、経営環境は厳しさを増しています。
 友人たちが家を建て替えて、水道料金が半減したと耳にした事がありました。節水機器に更新すると水道局のデータでは平均で三分の一程度減少するとのことです。これからは人口減少が加速し、さらに水使用量・料金収入の低下が予測される中で、安定経営と水道管等の更新整備の財源確保が大きな課題となっています。
新たな中継場予定地から望む丹沢、弘法山
上智短大裏
 これまで高利率の企業債の借り換えによる利息の圧縮、県水受水費の軽減、遊休地の売却や活用などのほか、料金業務の包括委託導入による未収金対策や人員削減など、効率的な経営に取り組んできましたが、まだまだ改善の余地があります。
安易な料金改定に走るのではなく、まずは、私が提唱してきた上下水道組織の統合など、更なる経営合理化や市民サービス向上の道筋をつけた上で、より適正な料金体系の在り方を検討していくべきです。
水道を次世代に引き継ごう
 私たちは長い歴史を重ねてきた秦野の水道を、次世代に営々とバトンタッチしていく責任があります。将来を見通した経営基盤の強化と長期的な施設整備、これらのバランスのとれた取り組みを強く要望しました。