2012年10月16日火曜日

平成二十四年第三回議会報告


私、小菅もとしは、平成二十四年第三回定例会において、秦野市議会第61代副議長に就任いたしました。

 多くの市民の皆さま方からご支援をいただき、秦野市議会にお送りいただいてから10年の(3期目)の節目の年に、副議長という重責を仰せつかりました。これもひとえに日頃からご支援いただいている皆さまのお陰であると感謝申し上げます。副議長として大野議長を支え、円滑な議会運営に努めていきたいと考えておりますので、引き続きご支援をお願いします。

決算特別委員会が終わり、私が市長に申し入れしている事をここで述べさせていただきます。
それは、厳しい経済状況の中であることは十分に承知していますが、前向きに新規事業を起こし発展させることを、市長はじめ部長などが忘れているように感じてならない事です。投資をすることは決してマイナスばかりではなく、安心安全を担保できることや、経済を潤すことで税収向上にもつながることが期待できるという事です。

本市の下水道の敷設はめどが付く状況ですが、基幹的上水道はいまだに耐震化が完了していない状況です。防災の観点などからも耐震化や二重化する事業に投資を回す事は市民にも受け入れられると考えます。早期に計画して事業化する事を提案しています。

平成二十四年第三回議会報告

「議長・副議長」
民政会から大野祐司議長が選出され、不肖私、小菅もとしが副議長に選出されました。

「委員会」
議長より文教福祉常任委員会の委員の指名を受けました。
なお、副議長職にある間は、秦野市議会の慣例により、議長とともに公平に議事進行をつかさどる立場から、質疑を控えることとなっているため、一般質問等を行っておりませんが、皆さまからいただいた声は、しっかりと市政に届けてまいりますので、ご理解をいただきたいと思います。 

「定例会の概要」
今定例会は、9月6日から10月4日までの29日間の会期で開催され、条例の改正案、条例の廃止案、決算の認定案、補正予算案、人事案件など市長提出議案21件を審議し、決算6件をそれぞれ認定、そのほか15件の議案が原案のとおり可決されました。
また、委員会提出議案1件を審議し、原案のとおり可決されました。

主な議案について、
「平成23年度秦野市一般会計歳入歳出決算の認定についてほか4つの特別会計及び水道事業会計決算の認定について」

一般会計及び4つの特別会計並びに水道企業会計の決算総額は、
歳入 823億1,682万3,533円
歳出 789億6,630万7,847円
  平成22年度に比べ、歳入で2.4パーセント、歳出で1.2パーセントの増となりました。
平成23年度は、古谷市長2期目の2年度目であり、本市が未来に向かって輝き続ける町まちづくりの「道しるべ」となる新たな総合計画がスタートした年でもありました。
市長は、景気低迷による税収の減、社会保障関係経費の増という厳しい財政状況が続く中、普通交付税や臨時財政対策債、そして、臨時・突発的な財政需要への備えである、財政調整基金などの活用により不足する財源を補いながら、市民の安全・安心にかかわる身近な事業や、本市のさらなる発展につながる事業などを実施されました。
具体的には、保育所を補完するサービスとしての、いわゆる保育ママの実施、危機管理面では、本町中学校校舎の改築事業を継続するなど学校の耐震化に取り組まれました。
都市基盤整備では、カルチャーパーク再編整備事業や鶴巻温泉駅南口広場整備事業の推進、また、浄水管理センターの増設や大根川ポンプ場整備の大規模事業につきましても24年度の完成に向け着実に事業を進められました。
介護保険事業特別会計決算は賛成全員で、他の各会計の決算は、賛成多数により認定されました。

「秦野市なでしこ会館条例を廃止することについて」
  市民の文化及び教養を高めるための施設として昭和63年に、秦野駅北口の農協ビル内に設置した「秦野市なでしこ会館」について、公民館等の類似した公共施設が充実していたこと及び、会館の利用人数が減少していることから廃止するというもの。
  なでしこ会館は秦野市農協から賃借しており、利用者数に比べ賃借料が高いことなどから、本議案を賛成多数で可決いたしました。この結果、今年度いっぱいをもって、なでしこ会館は廃止することが決定いたしました。
「秦野市教育委員会の委員の選任について」
 教育委員会の委員のうち、高橋照江委員及び加藤剛委員の任期が満了することに伴い、高橋委員については再任を、加藤委員については、後任に飯田文宏氏を新たに選任したいというもの。

新たに教育委員に選任された飯田氏は、(社)秦野青年会議所で共に勉強した先輩で志を同じくする同志であります。
先日お会いした時にも青年会議所運動を礎に、これから「はだのっ子」の教育に全力を尽くしたいと意気込んでいました。


第四回定例会は11月27日(火)から開会いたします。

 

広島県熊野町・視察報告

書道教育について
熊野町では小学生一年生から書道の授業をして学力向上につなげている。
新政クラブでは熊野町立第四小学校で実際の授業を見学させて頂きました。
教室に入り、まず驚くのは子供達の姿勢が大変すばらしい事です。起立して発言する時もきちんと椅子を机の下にしまい、聞き手の子供は皆、発言者に体を向 けて聞いています。
【立腰】を心がけ、「足はぺったん床の上・背中ピン・お腹と背中にグーひとつ・立った時にはかかとをつけて60度」の合い 言葉で大変姿勢が良かったです。
書道の授業では川の字を書いての時間でしたが書き順、筆使い、注意点、素書き、なぞり書きと行って半紙に書き、次に注意点を自分で見つけて 最後に清書です。
その後は、半紙に書いた書の中で一番良いものに名前を書き、最後に自分の良かったところ悪かったところを発表します。
授業中に集中が切れる子供もいなく整然とした状態で一時限が行われました。
授業を見学後、熊野町・林や校長先生などから話を伺いましたが、授業数を15時間多くして居るそうです。
 小学校一年生から姿勢や礼儀を躾る事で小学校高学年や中学生にまで同じ指導をして飛躍的に学力が向上したそうです。
他にも授業間の移動は無言移動、無言清掃、廊下は右側通行などです。
 そして職員室を見て大変驚きました。それは机の上が大変きれいな事です。 子供達を躾るには自分からの姿勢が垣間見えました。
秦野の子供達にも同じ指導や躾を施してほしいです。
今回の勉強を生かして議会活動をしていきます。