2011年10月4日火曜日
蔡英文さんを囲む会に参加
台湾では来年1月に総統選挙が行われます。現在は野党に下野した民進党主席蔡英文さんは立候補を表明し国民党の現職総統の馬英九氏に戦いを挑むことが決まっています。選挙を目前に控えた中、日本を訪問されると聞き囲む会に出席してきました。
日本政府は「1つの中国」の原則下で台湾(中華民国)を独立した主権国家として認めていません。しかし日本にとって歴史的に見ても地政学的に見ても日本の東アジアにおいて最強のパートナーにしていかなければならないのが台湾だと思います。
現在の台湾国民党政権は中国よりとの評価で将来、台湾が独立を勝取るには民進党主席蔡英文さんの総統就任が絶対条件だと思います。
来年の総統選挙で民進党主席蔡英文さんが勝利することを望みます。
今回は私が所属している日本李登輝友の会からのお誘いを受けて行ってきました。日本李登輝友の会 http://www.ritouki.jp/
以下、「日本李登輝友の会」のメールマガジン「日台共栄」からの引用です。
日台共栄のためにあなたの力を!!
蔡英文氏が講演会で改めて日米安保の重要性とFTA推進に意欲を表明
昨日、東京・新宿区のハイアットリージェンシー東京において、日本蔡英文後援会の主催により台湾から来日した民進党主席の講演会が開催され、会場は立見もでるほどで400人以上が「台湾に求められている課題と日本の関係」と題した講演に聞き入った。
午後2時着のJAL便で羽田空港に着いた蔡氏は、先に来日していた許世楷・前駐日台湾代表夫妻や100人を超える人々の歓声に応えつつ、在日台湾婦女会から歓迎の花束を受け取り、同行の台湾や日本メディアに「日本との友好関係を確認したい」「台湾コンセンサスや対中国政策などを説明したい」と話した。
また、謝長廷・元行政院長や張富美・元僑務委員会主任、翁金珠、邱議瑩、頼坤成ら立法委員などの代表団も同行、民進党主席の来日では最大の同行者数で、同行報道陣も先般9月の訪米時より多かった。
講演会は郭孫雪娥・在日台湾婦女会名誉会長の「私が長生きしているのは、台湾の独立を見たいからです」との開会挨拶で冒頭から盛り上がった。
続いての来賓挨拶は、元駐タイ大使で外交評論家の岡崎久彦氏、ジャーナリストの櫻井よしこ氏、参議院議員の山谷えり子氏の3氏。
岡崎氏は、尊敬する牛場信彦・駐米大使が「死ぬまでに見たいものが二つあり、一つはベルリンの壁が崩れること、もう一つは台湾の独立をみること」と言っていたことを紹介しつつ「私も生きているうちに台湾の独立を見たい」述べた。また、蔡氏が駐米大使に指名されたことがあったことも披瀝した。
櫻井氏は東日本大震災での台湾からの支援に感謝の意を表しつつ、世界の脅威となっている中国の3つの侵略パターンを紹介、最後に「私が台湾人なら全身全霊で蔡英文さんの選挙を応援したい」と述べた。
山谷氏は、20数年前に『嫁姑戦争』という小説を書いて台湾で翻訳されたとき、台湾からは印税を振り込みたいという連絡があったが、中国でも翻訳されたのに「日中友好ありがとう」との連絡だけで未だに印税の振り込みがないというエピソードを披露、台湾が法治国家であるかを強調し「強い台湾は日本の最大の利益」と訴えた。
その後、許世楷氏より同行代表団の紹介、郭孫雪娥氏よりの花束贈呈とつづき、いよいよ蔡氏の講演となった。
蔡氏は薄いグレーの上着に白いTシャツ姿で、主催者が準備したバラの胸章も付けていない。通訳は、前北海道大学教授で、現在は民進党本部の情報部長をつとめる林成蔚氏。
冒頭、日本語で「皆さま、こんばんは。私は蔡英文です」と述べて盛大な拍手を受けつつ、岡崎氏が披露した駐米大使のことに触れ、赴任しなかったのはワシントンDCの日本料理食があまりにもおいしくないからと会場を笑わせつつも、両親の健康状態がよくなかったからと断った本当の理由を披瀝した。
講演は通訳を入れて約1時間に及び、現在の台湾には和解と団結が必要と訴え、「対日関係には台湾認識が存在する」「日米安保はアジア太平洋の安定に最も重要」「日台FTAを進めていきたい」と述べ、最後に総統選挙に触れ「もちろん勝つ自信はある」と述べにっこりと笑むと、会場は割れんばかりの拍手が鳴り止まなかった。
講演後の質疑応答では原発問題、教育改革問題、九二共識問題、尖閣諸島問題の4つの質問に対して応答した。原発問題では、福島と同じ規模の事故が起こったら避難先がない台湾の現状を説明し、2025年までに原子力発電に依存しない「脱原発」社会を目指す方針を示すも、極めて難しいテーマだがリーダーの強い決意をもって対応したいと応えた。
下記に講演の模様を伝える毎日新聞の記事を紹介したい。また台湾新聞が羽田空港や講演会の写真とともに記事を伝えているので併せて紹介したい。
◆台湾新聞ブログ「蔡英文氏、東京へ」
http://taiwannp.mita.minato.tokyo.jp/
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