2017年7月6日木曜日

西中学校複合化施設について

 西中学校体育館の老朽化による建て替えについては、学校体育館や武道場などの学校教育施設の整備を基本として、地域コミュニティ機能や地域防災機能などを兼ね備えた多機能型体育館としての整備が、進められている事は以前にも報告させていただきましたが整備手法の見直しなどが行われましたので、改めて報告させていただきます。
整備手法の見直し
西中学校体育館などの整備については、市は当初、設計から施工、管理運営までを一括して民間に委託する公設民営方式により事業を進めていました。
 しかし、その後、復興需要の増大や、新たな学校種別である「義務教育学校」の創設など、事業を取り巻く社会経済状況が大きく変化する中で、事業者からの応募辞退を受けて、当初計画の事業手法の見直しを行いました。
 公設民営方式の継続は、現在の社会経済状況を踏まえると、民間の技術やノウハウを活用したコスト削減や事業効率を高めても、事業費の増大と事業期間の延長などの可能性があり、事業の見通しが不透明な状況で、着実な事業推進が懸念されることから、地元事業者の活用と確実な事業実施が見込まれる従来の整備手法である公設公営方式に移行することになりました。
消防署西分署の先行整備
 複合施設の整備内容を見直し、消防署西分署については、新東名高速道路の供用開始を見据え、現在の西分署敷地と隣接する忠魂碑跡地に先行して整備することになり、平成三十一年度までに整備する計画となっています。
体育館などの整備
 西中学校体育館や武道場については、学校体育館の建て替えを基本に、生涯学習や地域コミュニティ機能と地域防災機能を兼ね備えた多機能型体育館として整備することとし、平成二十八年度に施設規模や配置、機能等を含めた整備構想の策定を進め、今年度は基本設計等を行い、その後、実施設計及び施設整備を行い、平成三十二年度までに完成する計画とするようです。
 多機能型体育館などの整備施設の配置については、解体した校舎跡地やテニスコートのある北側敷地に多機能型体育館と駐車場を、南側敷地は、既存の体育館、武道場、西公民館を解体して、テニスコートなどを整備する計画となっています。
屋外プールの改修
整備や維持管理に多くの費用が掛かる室内温水プールはこの整備事業からは外して、既存屋外プールを改修することにし、今年度に改修工事を実施する計画となっています。
秦野市の予算
 今年度予算には、西中学校体育館等施設整備については、基本設計などの委託費として、千七百十一万円、消防署西分署整備については、施設整備の工事費として二億四百七十六万八千円が計上されています。

小菅もとしの思い
 平成二十六年発行の会報で西中学校体育館と西公民館等の複合化施設について報告させていただきましたが、提案型プロポーザル方式による事業者の撤退などがあり、整備計画の見直しが行われました。計画見直しの以前から地元業者中心に発注できる従来通りの設計施工方式で事業を進める事を要望していた私は、地元業者に発注できる点は良かったと思います。
 しかし、室内温水プールは計画から外され、今年度屋外プールの改修工事が行われることになり、室内温水プールを望んでいた方々は大変がっかりしています。私たちが使ってきた体育館、プールが大規模に改修されずに現在まで使われてきた事を考えると、これ以上遅れる事なく計画が完了するようにしてい

ただきたいと強く要望しています。

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