2011年1月20日木曜日

厳粛な成人式を期待する


私は平成十五年度の成人式に来賓として初めて招かれました。新成人の人口増加から会場は文化会館から体育館に移っていました。そこでは式が始まっても、おしゃべりは止まず、携帯電話を使っている者もいて大変ショックを受けました。
 私は成人式の乱れについてあきらめかけていました。しかし、秦野で育った新成人には立派な式を味わってもらい、明るい未来を語ってもらいたいと今回期待をこめて質問をいたしました。
日本における今日の形態の成人式は、終戦間もない昭和二十一年十一月二十二日、埼玉県北足立郡蕨町(現蕨市)において実施された「青年祭」がルーツとなっている。敗戦により虚脱の状態にあった当時、次代を担う青年達に明るい希望を持たせ励ますため、当時の埼玉県蕨町青年団長高橋庄次郎が主唱者となり青年祭を企画、会場となった蕨第一国民学校(現蕨市立蕨北小学校)の校庭にテントを張り、青年祭のプログラムとして行われた。この「成年式」が全国に広まり、現在の成人式となりました。
 蕨市では現在も「成年式」と呼ばれており、昭和五十四年の成人の日には市制施行二十周年、成人の日制定三十周年を記念して同市内の蕨城址公園に「成年式発祥の地」の記念碑が同市によって建立された。
 蕨市の「青年祭」に影響を受けた国は、昭和二十三年に公布・施行された祝日法により「おとなになったことを自覚し、みずから生きぬこうとする青年を祝いはげます」の趣旨のもと、翌年から一月十五日を成人の日として制定しました。それ以降、ほとんどの地方で成人式はこの日に行われるようになりました。
 その後、平成十年の祝日法改正(通称:ハッピーマンデー法)に伴って平成十二年より成人の日は一月第二月曜日へ移動しています。
平成21年第二回定例会 一般質問 議会報記事より
成人式の意義について
問 本市の成人式は、総合体育館で着座せずに行われ、厳粛さが欠落している。現在行われている成人式の問題点とその改善策はどのようか。
答 式典中の自由な移動や携帯電話・私語など、単なる同窓会のような現状がある。また、会場変更なども含め、厳粛な中で、新成人の自覚を促す式典を検討する。
平成二十一年度の成人式は私の質問を受けて総合体育館から文化会館へ移行させていただきました。立ったままの式典から着座にしたことで落ち着きが出ていました。しかし、私語が絶えずざわめきの中で行われていたことが大変残念でした。
 成果としてうれしかったのは新成人式研究会が行っている成人式大賞に応募したところ企画賞に選ばれました。次年度以降は大賞目指して厳粛かつ静粛に行っていただきたいと思います。

平成23年1月10日の成人式に参加いたしました。
残念な事に式が始まっても席に着く方が少なく、徐々に席に着いていきましたが、市長があいさつの前に一喝しましたが、ざわつきは収まりませんでした。
これから世間の荒波に船出をしていく未来ある若者が礼節も解らないまま成人として世に出て良いのか、心配でなりません。

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