2011年1月20日木曜日

道徳について


 平成二十年第二回定例会 議会報から
問 中央教育審議会で道徳を教科にする議論がされ、すでに西中学校では三つの誇り《礼儀・時間・環境》の面から生徒を評価し、家庭に示しているが、教育委員会はこの取り組みをどう評価しているのか。
 また、宗教教育のない日本で長く道徳規範になっていた武士道精神を教材として積極的に取り入れるべきと思うがどうか。
答 評価を家庭に示し、生徒の励みにする取り組みは大変評価している。また、武士道精神を発達段階に応じて道徳教育に生かせるものとして工夫・研究したい。
 
小菅もとしの思い
 道徳の必要性について質問をいたしました。
 ズボンをずり下げている男子生徒、電車の中で化粧をしている女子生徒、ベタベタ地面に座っている子ども、物を食べながら歩っている、ゴミのポイ捨てをする、成人式での乱れ、給食費の未払い、パワーハラスメントなど、すべてにおいて道徳が必要で行動規範の向上が必要です。
 ズボンは折り目をきちんとして腰ではき、化粧は化粧室でする、ベタベタ座らず、歩きながら物を食べない、給食費を払う事は当たり前です。
 日本以外の先進国は宗教教育によって道徳を勉強するそうです。しかし、日本では宗教教育がありません。このことを教えてくれたのが新渡戸稲造の著書『武士道』でありす。この武士道の中で日本人の行動規範は武士道精神にあると説いています。
 WBC侍ジャパンが世界制覇をいたしましたが、原監督はアメリカに発つ前『武士道』を一読しています。
 武士道とは品格を追求し『卑怯を憎む勇猛果敢なフェアプレー精神』であると新渡戸稲造は記しています。
 横綱朝青龍は品格に欠けるといわれました。なぜでしょうか?負けた相手の前でガッツポーズすることは武士道精神では下品なことです。勝負が決った後は、喜びを表現する前に負けた相手に対していたわりの心を持つことが求められています。
 白虎隊が育った会津藩日新館は、武士養成所ですが、そこの什の掟として、
一、年長者の言うことに背いてはなり   ませぬ
二、年長者には御辞儀をしなければな   りませぬ
三、虚言をいふ事はなりませぬ
四、卑怯な振舞をしてはなりませぬ
五、弱い者をいぢめてはなりませぬ
六、戸外で物を食べてはなりませぬ
七、戸外で婦人と言葉を交えてはなり   ませぬ
最後にならぬことはならぬものですと説いています。七以外は現代でも十分通じる教えです。道徳の必要性や道徳を学ぶことが現在求められていると思います。

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