2013年1月11日金曜日

中年年男の一寸冒険台湾一人旅4泊5日(なるべく鉄道バスを使う旅)

平成二十五年一月二日

今年の正月休みの日取りが良いことから台湾一人旅を計画してみました。
毎年こなしてきた予定は元旦には地元の浅間神社の元日祈願祭に出席をして5日には秦野市の賀詞交歓会が執り行われています。
このような日程では2日、34日の休みになり、以前では矢作川マラソンなどに参加やスキーに出かけるぐらいの正月休みでした。
しかし、今年は5日が土日に絡み秦野市の賀詞交歓会が7日になる事から2日から6日まで休みを頂くチャンスを得ました。
 また、日本航空のポイントも貯まっていて航空券は無料航空券で行くことができ幸運も重なりました。
以前にも何度か台湾を観光で訪れていますが今回は観光客があまり訪れない、台湾に日本人の先人が残した建造物などを観に行く事を目的にしました。

2日 台湾・台北市へ出発

初めて列車で成田空港まで行ってみました。
渋沢駅を620分に出発をして小田原へ行き、新幹線で東京に、東京から成田エクスプレスに乗車して約3時間で成田空港第二ビルに到着しました。
フライトは1120分発JAL805で、エグゼグティブクラスで一寸リッチな気分を満喫です。やはりエグゼグティブクラスはただ座席が大きいだけではなく、待合室も「さくらラウンジ」が使え、待っている時間を忘れさせる空間があります。搭乗に当たっても優先登場させていただけますので込み合うことなくスムーズにできます。
 定刻通りフライトができ機内食も堪能しながら台北桃園国際空港に到着しました。日本航空には現在ジャンボジェットがない為に台北までの所要時間もジャンボに比べて30分以上余計にかかっています。
 入国審査を無事に終えて、両替を済ませて第一の関門ホテルまでのバスに乗車します。
 外国で初めて一人で乗る路線バスはかなり緊張します。隣にいた若い日本人男性に話かけましたが、彼は初めての台湾で逆に質問をされてしまいました。約1時間15分で台北市内のホテルに到着しました。
時刻はすでに4時を回っていますので今夜は近くの屋台で食事をして、明日の計画を練る事にしました。 

3日 烏山頭水庫へ

8時起床(かなり寝坊)して朝食を摂り、台北駅までタクシー(3分)で行き、台湾高速鉄道・台南駅までを購入して無事乗車。
台湾高速鉄道は日本の新幹線技術は導入されていると以前から聞いていましたが、乗車すると新幹線その物でした。外見はもとより、椅子をはじめとする内装など色が違うだけのようで、乗車中聞こえる音はまさしく新幹線でした。
無事に台南駅(高鐵)に到着すると、そこからは在来線を乗り継いで行かなければならず、かなり緊張しました。
台南駅(高鐵)に直結している駅(shalun)から台南駅に行き、そこから目的地の隆田駅を目指しました。
台南駅に着いた頃には12時もまわり乗継には30分ほど時間がある事から駅前を歩きスターバックスを発見しましたのでクロワッサンサンドをいただきました。食事を終えると駅に戻り、何度も駅員に身振り手振りで確認をして目的地の隆田駅まで到着して、ここからは鉄道がありませんのでタクシーに乗車して烏山頭水庫に向かいました。
運転手さんも手慣れたもので、烏山頭水庫(うさんとうだむ)と言っただけで何も聞かず八田與一像に連れて行ってくれました。
ダムを見下ろす小高い丘の上にそれはありました。少しダムの堤防沿いを歩きましたが複雑に入り江が重なり、大きいことから対岸などは見えませんでした。
八田與一と烏山頭水庫参考ホームページ→http://www.a-eda.net/asia/hatta1.html


4日台湾南部屏東県にある池上一郎博士文庫と鳥居信平技師が造った屏東県来義の二蜂川ダム(地下ダム)
池上一郎博士文庫について参考にしたホームページはこちら→http://www.a-eda.net/asia/ikegami.html
 鳥居信平参考文献→http://www.ritouki.jp/magazine/pdf/22-1.pdf
 


 池上一郎博士文庫では理事長の張海華さんにお会いし、お話をさせて頂きました。
 この後はどこに行くか尋ねられ鳥居信平技師が造った二蜂川ダム(地下ダム)に行く予定を伝えた所、張達銘さんと王陽宗さんが案内してくださると言ってくれましたので御言葉に甘えさせて頂きました。
 皆さん日本語世代の高齢者で大変親切でした。
 二蜂川ダムは地下ダムなので案内が居ないと見つからないと思います。
 鳥居信平技師の胸像の前で記念撮影をして、帰り際に張さんのお宅でお茶を頂き駅まで送っていただき、日本語世代の方々に助けられた1日でした。


5日は台北市内の228記念館や明石第七代総統の墓地の跡地に紆余曲折しながら戻って来た墓前の鳥居、総督府、台湾銀行、警察署などを観て来ました。


6日は関西国際空港経由でしたが成田便にキャンセルがあり成田に帰れるようになって大変ラッキーでした。

今回の旅行で日本人が台湾で成し遂げた偉業は世界に誇れる事だと痛感いたしました。
この事をもっと多くの日本人に伝えたいし子供に語り継ぐことで誇りを感じてもらいたいと思いました。
 東日本大震災においても200億円という巨額の義援金を贈ってくれた台湾をもっと日本人は身近な存在としてお付き合いをするべきです。

以上、簡単にまとめさせていただきました。
 

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